一〇 一 おもての第二の次第の事

原文

  1. `第二の太刀
  2. `上段に構へ敵打かくる所一度に敵を打也
  3. `敵を打はづしたる太刀其儘置きて又敵の打所を下よりすくひ上て打つ
  4. `今一ツ打も同じ事也
  5. `此表の内に於ては様々の心持色々の拍子此表のうちを以て一流の鍛錬をすれば五ツの太刀の道こまやかに知つて如何様にも勝所有
  6. `稽古すべき也