一六 一 二のこしの拍子の事

原文

  1. `のこしの拍子
  2. `我打たんとする時敵はやく引早くはりくる様なる時は我打と見せて敵のはりてたるむ所を打ひきてたるむ所を打是のこしの打也
  3. `此書付にては中々打得がたかるべし
  4. `教受ては忽合点のゆく所也