原文 `三ツのうけ `と云は `敵へ入込時敵打出す太刀をうくるに我太刀にて敵の目をつく様にして敵の太刀を我右の肩へ引ながして受るべし `亦 `つきうけ `と云ひて敵打太刀を敵の右の目をつく様にしてくびをはさむ心につきかけて受る所 `又敵の打時短き太刀にて入に受る太刀はさのみかまはず我左の手にて敵のつらをつく様にして入込む `是三ツのうけ也 `左の手をにぎりてこぶしにてつらをつく様に思ふべし `能々鍛錬有べきもの也