日本古典文学摘集
五輪書
水
の巻
三五
一 打あひの利の事
原文
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此の
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打あひの利
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と云事にて兵法太刀にての
勝
利を弁ふる所也
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こまかに書しるすに非ず
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能
稽古有りて勝所を知るべきもの也
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大形兵法の実の道をあらはす太刀也
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口伝