一二 一 おもて第四の次第の事

現代語訳

  1. `第四の構え
  2. `左の脇に横に構えて、敵の打ちかけてくる手を下から張るべし
  3. `己が下から張るのを、敵が打ち落とそうとするのを、敵の手を張る感じでそのまま太刀の道を捉え、己の肩の上方へ筋交いに斬るべし
  4. `これ太刀の道である
  5. `また、敵の打ちかけてくるときも太刀の道を捉えて勝つ道である
  6. `よくよく吟味あるべし