現代語訳 `身の当たりすなわち体当たり `は敵の際へ入り込んで身で敵に当たる手法である `少し己の顔をそむけ、己の左の肩を出し、敵の胸に当たること `己の身を極力強く固め、当たるときは、出会い頭のような拍子を以て、弾む気合で入るべし `この入ることを入り習い、体得して後は、敵を二間も三間も撥ね除けるほど強くなるものである `敵が死んでしまうほども当たるのである `よくよく鍛錬あるべし