現代語訳 `家を守り芸を重んずるため亡父の伝え残した事を心底に留めて概ねを記録した振舞、世の謗りも忘れてのそれは道の廃絶への危惧故であり、決して他人の才覚に影響を及ぼそうとしたものではない `ただ子孫に庭訓を残すのみである `風姿花伝条々 以上 `時に応永七年庚辰卯月十三日 従五位下左衛門大夫秦元清書