六六塚と森と

原文

  1. `同じ山の附馬牛よりの登り口にも亦阿倍屋敷と云ふ巌窟あり
  2. `兎に角早池峰は阿倍貞任にゆかりある山なり
  3. `小国より登る山口にも八幡太郎の家来の討死したるを埋めたりと云ふ塚三つばかりあり