原文 `又世中見と云ふは、同じく小正月の晩に、いろいろの米にて餅をこしらへて鏡と為し、同種の米を膳の上に平らに敷き、鏡餅をその上に伏せ、鍋を被せ置きて翌朝之を見るなり `餅に付きたる米粒の多きもの其年は豊作なりとして、早中晩の種類を択び定むるなり